食物繊維とオリゴ糖の話
オリゴ糖という言葉は、耳慣れてきた印象がありますが、オリゴ糖のことを正しくご存じですか?
ここでは、オリゴ糖の基礎知識と商品選びのポイントを説明致します。
- 食物繊維とは難消化性成分の総称で、食品の栄養成分の分析を行うと、分析結果には食物繊維の内訳として
オリゴ糖などの各種成分が表示されます。
つまりオリゴ糖の純度が高いものほど、食物繊維量が多いということになります。
商品の栄養成分表示では、炭水化物として食物繊維も含んだ成分表示がされている場合も少なくありません。
- オリゴ糖には様々な種類があり、原料が特定保健用食品を取得しているものも多くあります。
例をあげるとビートオリゴ糖(ラフィノース)、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、乳糖果糖オリゴ糖などが有名です。
抽出・精製されているオリゴ糖はビートオリゴ糖(ラフィノース)のみで、他のオリゴ糖は酵素変換や化学変換によりオリゴ糖成分を精製しています。また、純度の高いオリゴ糖ほど甘味がなく甘味料としては使えません。
- オリゴ糖は、野菜などにも含まれます。
例をあげると甜菜、玉ねぎ、サトウキビ、キャベツ、ゴボウ、アスパラガス、ジャガイモ、ニンニク、トウモロコシ、大豆などに含まれます。
しかしオリゴ糖を多く含むと言われる大豆でも僅か1.9%しか含まれておりません。
つまり食品で十分なオリゴ糖を摂るのは難しいと言えるでしょう。 - 当社のビートオリゴは、北海道で栽培されている甜菜(てんさい)を原材料に甜菜糖蜜を作り、甜菜糖蜜から抽出・精製したラフィノース(オリゴ糖成分)の結晶を顆粒化して製造しています。
甜菜は「さとう大根」や「ビート」と呼ばれるため、甜菜から作られたオリゴ糖をビートオリゴ糖とも呼びます。
北海道産の甜菜は、秋の収穫時期になり気温が低くなると自分自身が凍結することを防ぐために細胞内にラフィノースを蓄え始めます。
このおかげで、安全で安心な高純度のオリゴ糖の製品化に成功致しました。
- ビートオリゴは、糖質0gで食物繊維が豊富です。
1日に5〜15gを目安にお召し上がり下さい。